JavaScript を有効にしてご利用下さい.
本文印刷
大学院体験一日講座(ハイブリッド講座)
<地球市民学専攻>
講座番号 54.コロナ禍の介護・医療現場で命を守る移民たち
日本各地・ハワイでの現地調査から
講師
大野 俊 清泉女子大学大学院地球市民学専攻教授/清泉女子大学人文科学研究所長
<講師から一言>
講師は、コロナ下で部外者の立ち入りが制限された介護・医療の現場で働く移住労働者や日本人スタッフ・経営者の60名以上に対面とオンラインで面談しました。ハワイでも各種の医療・介護施設を訪問してフロントワーカーの声に耳を傾けました。本講座では、彼らの生の声を伝えながら、この分野で移民の果たす役割の重要性が増している実情を報告します。
開催日
秋期 2023年11月11日~2023年11月11日
時間
土 10:55~12:25
定員
20 名
受講料
秋期 1,500円
備考
対面とオンラインで同時開講する講座です。オンラインをご希望の方は必ずWeb申し込みフォームからお申し込みください。
お申込みフォームはこちら
講座内容
新型コロナウイルスの感染拡大期、日本各地の医療・介護施設でクラスター感染が頻発し、患者や高齢者の命を守るスタッフたちの業務は困難を極めました。このような施設では近年、東南アジアなど海外からの移住労働者が急増していましたが、パンデミック宣言以降も大多数が日本で働き続けました。本講座では、多国籍のエッセンシャルワーカーほか関係者多数への面談を踏まえ、危機の現場で彼らが直面した問題を報告します。さらに、移民が介護・看護分野で中心的役割を担うハワイでの現地調査の成果も紹介し、「ポスト・コロナ」をにらんでの日本の「ケア移民」の受入れや日本人スタッフとの協働のありようについて、参加者とともに考えたいと思います。
講師専門分野・業績
東アジア・東南アジア地域研究(国際社会学)/『International Migration of Southeast Asian Nurses and Care Workers to Japan under Economic Partnership Agreements』(編著 京都大学東南アジア研究所)2012年、『メディア文化と相互イメージ形成―日中韓の新たな課題 [新装版] 』(編著 九州大学出版会)2014年
https://www.seisen-u.ac.jp/department/undergraduate/global/professors/oono.html
本文印刷