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美術史を楽しむ(日本編)(対面講座)
講座番号 9.日本仏像史講義 平安時代編
転形と模索そして和様と耽美
講師
山本 勉 鎌倉国宝館長・半蔵門ミュージアム館長・清泉女子大学名誉教授
<講師から一言>
日本の仏像の展開の概要を知って、そこから日本社会の歴史や日本人の心の歴史を考える、あらたな視座が生まれることを期待しています。
開催日
春期 2022年04月23日~2022年06月25日
秋期 2022年10月22日~2022年12月17日
時間
土 15:10~16:40
回数
春期 3回 秋期 3回
定員
100 名
受講料
春期 7,200円 秋期 7,200円
見学
×
テキスト
『日本仏像史講義』(平凡社新書 平凡社)2015年 ISBN 978-4-582-85775-7 860円 (受講料とともに前納)他にプリントを配布
備考
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講座内容
平城京から山背国の長岡の地に、さらに同じ山背国の平安京に遷都されたのは8世紀の末のことですが、この頃仏像は衝撃的な転形の様相をみせます。やがて新都平安京にも旧都平城でも仏像の新しく多様な個性をもった造形が展開し、さらに地方にも及びます。その激動は10世紀の前半には終息します。ここまでが平安時代前期です。平安時代後期はそのあと12世紀末までの長い時代。仏像における和様が成立するまでの模索の時代、和様が完成した時代、和様が継承され耽美に沈潜した時代、新時代の胎動が生まれた時代などのエポックがあります。通して日本文化の歴史のなかでもとりわけ大きな意味をもつ平安時代の仏像史をたどります。
春期
回
開催日
講座内容
1
4/23
転形の時代
2
6/4
承和様式の仏像と和様の萌芽
3
6/25
典型の模索と清凉寺釈迦如来像の請来
秋期
回
開催日
講座内容
1
10/22
定朝と平等院鳳凰堂
2
11/19
和様の継承と耽美への沈潜
3
12/17
新時代への胎動と南都復興の開幕
講師専門分野・業績
日本美術史/『新版仏像 日本仏像史講義』(平凡社) 2020年、『完本仏像のひみつ』(朝日出版社)2021年
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